カリキュラム?授業紹介
カリキュラム
工学系の学問領域においては、適切な土台となる知識の上に、一つ一つ新たな知識を積み上げていくことで、的確な応用が可能となる技術やスキルが身に付くものです。
社会情報学では、社会における共通情報基盤であるコンピュータやネットワークの仕組みを学ぶことからはじまり、徐々に人間との関わりに主眼を移しながら、ヒューマンインタフェースや情報システムの企画?開発へと学びを進めていきます。
様々な情報技術を利用した人と人との係わり合い、すなわち、コミュニケーションの在り方を知ることで、社会における情報の役割や活用について深く思考することができるようになります。
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開講セメスタ/クォーター | 科目 | |
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3セメスタ | 第1クォーター | [情報ネットワークA★]、基礎プログラミング演習☆、[ウェブデザイン演習A☆]、[情報理論] |
第2クォーター | プログラム設計技法A★、[HCI基礎論★]、[計算機システムB★]、[情報ネットワークB★]、[ウェブデザイン演習B☆] | |
4セメスタ | 第3クォーター | データサイエンス概論1★、[オペレーティングシステム★]、[ヒューマンインタフェースデザイン★]、情報システム開発演習1☆、プログラム設計技法B |
第4クォーター | アルゴリズム設計A★、発想法★、情報システム開発演習2☆、システム評価法、データサイエンス概論2 | |
5セメスタ | 第1クォーター | データマイニング1★、プログラミング言語1★、[デザイン情報総合演習1☆]、[科学技術英語A1] |
第2クォーター | [デザイン情報総合演習2☆]、データマイニング2、プログラミング言語2、モバイルシステム技術論1、[科学技術英語A2]、[ソフトウェア工学概論] | |
セメスタ | 社会情報学セミナーⅠ★ | |
6セメスタ | 第3クォーター | 実践的システム開発演習☆、[ソフトウェアエンジニアリング演習A☆]、ビジネスインテリジェンス、モバイルシステム技術論2 |
第4クォーター | 社会情報学セミナーⅡ★、アルゴリズム設計B | |
7セメスタ | 第1クォーター | [ソフトウェアエンジニアリング演習B☆] |
第2クォーター | [ソフトウェアエンジニアリング演習C☆] |
★:必修科目、☆:選択必修科目、[ ]:メジャー共有科目
授業紹介
人間とコンピュータとの間の相互の交流に着目し、人間とコンピュータの振る舞いをどのように認知してモデル化するのかを基本に、様々な情報機器を用いたインタフェースデザインや近未来インタフェースについて学びます。そして、センサや提示装置、提示手法を組み合わせて、独自の有用なシステムの企画と設計をグループワークで行い、実践的な応用能力を養います。
システム開発の入り口となる要求定義(どのようなシステムを作るのか)に焦点を当てて、様々なシステムに対する要求を見つけ出す手法について、グループワークを通じて学びます。この授業で学ぶ手法はブレインストーミング、ブレインライティング、マインドマップ、KJ法などの代表的な発想法です。これらの手法は、システムの開発のみならずデザインの検討やマーケティングにもよく利用されています。
この演習では、少し規模の大きな実用に近いソフトウェアの開発を念頭に、演習を通してプログラムの設計方法を学びます。プログラミング言語はJava言語を用い、ネットワーク通信、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)およびイベント駆動型のシステム構築方法を習得します。後半は、各自で考えたソフトウェアの構築を行います。この演習では、システムの設計から実装までの一連の作業を通じ、システム開発の体験的な理解を促します。