阪井 智哉さん(材料工学メジャーの研究室を修了)
卒業年度 | 2012年度博士前期課程修了 |
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在学時所属 | 電子材料グループ |
修士研究 | ベンゾチオフェンダイマー薄膜を用いた電界効果トランジスタにおけるペンタセン結晶性制御層の検討 |
出身地 | 大阪府 |
現所属 | 株式会社ニコン |
Q. | 今、どんな仕事をされていますか? |
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A. |
顕微鏡の新製品立ち上げに関する技術的な業務を行っています。具体的には(1)見積もり、(2)図面検証、(3)工具設計、(4)組調フローの作製、(5)現場での立ち上げ指導、などを行っています。 |
Q. | 今の勤務先に就職した理由を聞かせてください。 |
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A. |
ニコンはカメラのイメージが強いですが、その他にも半導体露光装置や顕微鏡、測定機などさまざまな製品を作っています。また、とてもグローバルなメーカーです。私は世界中の多種多様な人達に貢献したいという想いをもっており、その想いを実現できる企業だと感じたからです。また、開発と製造現場を繋ぐ生産技術という職種に惹かれたことも一因です。 |
Q. | 仕事の楽しさについて聞かせて下さい。 |
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A. |
大学の専門分野とは全く異なるため、戸惑うこともありますが、その分新しい知見が日々増えることを楽しく感じます。また、周りが楽しく優しい方々ばかりなので、一緒に協力しながら(助けてもらいながら)、プロジェクトを一つずつ前に進めていくことはとてもやりがいがあり、仕事の楽しさだと思います。 |
Q. | 大学や大学院で学んだことは活かされていますか? |
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A. |
活かされています。大学で学んだ分野は違えど、基本的な、課題抽出→提案→検討(実験)→検証(考察)→発表の流れは仕事も研究も同じです。大学院での研究生活が、仕事の段取りを頭の中で整理する力になっています。また、即戦力の武器として、プレゼン能力が非常に有効です。このスキルも大学での発表経験が活かされていると感じます。 |
Q. | 学生生活の思い出を聞かせて下さい。 |
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A. |
大学院での生活が思い出深いです。実験や資料?論文作成、学会発表などさまざまありましたが、思い返せば毎日笑っていた気がします。 海外旅行やバイト?サークルなど学生時代に学生らしいことができたことも良い思い出です。 |
Q. | 後輩にアドバイスをお願いします。 |
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A. |
学部生は時間がたくさんあると思います。色々なことにチャレンジして下さい。学生時代に経験できることは、とても貴重でかけがえのないものです。出来る限り多くのことを経験して欲しいと思います。 院生は「未来」を見据えながら、「今」を頑張って下さい。一つずつ出来ることを積み重ねて下さい。大学院生という特別な時間?経験を意識して、真摯に取り組んで欲しいと思います。 有意義な学生生活を送ってください。 |