開設授業科目および履修方法
- システム工学グローバル講究I (2単位)【選択必修科目】
それぞれの専門分野に応じて、国外機関との共同研究の実施を前提として、国内外の研究開発事例の調査を踏まえて、研究の目的?課題の展開と集約の技法、技術文書の構成法、プレゼンテーション?ディスカッションの技術などを演習形式で修得します。加えて、国外機関での1ヶ月程度のインターンシップを実施するための準備、および相手機関と連絡?調整し、インターンシップ計画を作成します。 - システム工学グローバル講究II (2単位)【選択必修科目】
それぞれの専門分野に応じて、1ヶ月以上の国際インターンシップにより国外機関との共同研究を実施し、得られた成果の分析、関連領域への影響を解析し、報告します。さらに、技術と社会環境との相関など、グローバルな視点から問題とその対応方策について演習形式で修得します。 - システム工学特別研究 (6単位)【必修科目】
課程における研究指導に対応する授業科目です。
研究指導
研究指導は、指導教員を責任者として、指導教員の所属するクラスタの他の教員のうち、個々の学生の専門に近い他の教員が副指導教員となり、助言?補佐となる指導体制により行います。研究指導に当たっては、学生の自主性を尊重しつつ、研究課題に応じて、教室での理論的指導、フィールドワーク、各種実技実習、国内外での学会発表、ならびにシステム工学講究としてクラスタで実施されるゼミ(大ゼミ)など多様な形態での指導を実施します。
それぞれの専門分野に応じて、新規性?有用性に優れた研究開発課題を探索し、妥当な解決法を見出して、実際に開発を推進する能力を養います。担当教員の関係する共同研究等における意見交換も行い、実用性を含むさまざまな視点から適切な評価を行って、研究開発の方向性を調整する能力もあわせて養います。研究論文に過大な重点をおくことよりも、研究開発対象の基本的アイデアが関連学会の学術論文として発表できるレベルであることが求められます。
修了要件
博士後期課程に3年以上在学し、以下の要件を満たすことが必要です。
- 授業科目履修による必修科目6単位、選択必修科目4単位を含む10単位以上を修得し、必要な研究指導を受け、1ヶ月以上の国際インターンシップを実施しその報告を行った上で、博士論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。
ただし、優れた研究業績を上げたと認められる者については、在学期間が短縮されることがあります。
授与する学位
「博士(工学)」を授与します。