- 柴田 康平さん
- 先進情報処理メカトロニクスクラスタ
- システム工学科2022年3月卒業(機械電子制御メジャー)
- 作成:2023年3月
私が大学院に進学した理由は、自身の研究テーマについて、より時間をかけて研究がしたくなったからです。実際、大学院での生活は、学部に比べて一層研究に集中できる環境とカリキュラムが整っており、毎日が充実した研究生活を送ることができていると感じています。
私は、製造業にて製品の組立作業を行うことを目的としたロボットハンドの開発をテーマに研究を行っています。製品の組立てには様々な形状の部品を扱う必要があるため、ハンドには高い汎用性が必要とされています。現在は、部品ごとに専用の装置を用いることが一般的ですが、私の研究では、外部の装置を用いることなく、単一で製品の組立作業を実現する汎用ハンドの開発に取り組んでいます。
大学院で最も印象に残っている講義は「システム工学講究」です。この講義は、他の研究室の先生や学生も含めて行う研究の進捗発表会となっています。学生は年に数回、自身の研究成果をこの場で発表するほか、他の発表者への質問を行います。それらは学会と同じ形式で行われており、実際の国内外の学会発表でその経験が生かされています。
最後に、大学院では学外発表をはじめ、様々なことに挑戦できるチャンスがたくさんあります。きっと学部ではできなかった多くの経験ができるはずです。