- 梅木 智明さん
- 物理工学クラスタ
- システム工学科2020年3月卒業(電気電子工学メジャー)
- インタビュー:2021年3月
学部時代の講義の中で、これまで日常的に感じていた光の魅力に気付かされるとともに、光の専門的な知識を身に付けたいという気持ちが強く芽生えたため、大学院に進学しました。
私が所属する情報フォトニクス研究室は、光がもつ波の性質とコンピューターの力を組み合わせて、透明な細胞の可視化や三次元ディスプレイのカラー化などをおこなっています。研究に関する議論はもちろんのこと、他愛のない会話も盛んにおこなわれており、賑やかでメリハリの効いた研究生活を送っています。
大学院の講義は、教科書と向き合う学部時代とは異なり、自ら進んで学ぶ姿勢が求められます。「超音波応用工学特論」では、専門ではない超音波に関して論文調査をおこない、その内容を発表しました。一見すると光と無関係なようですが、この講義によって私は、光と超音波を用いた血管の可視化技術について理解を深めることができました。大学院の講義は発見に満ちています。
研究は楽しいことばかりではありませんが、研究を通して身に付く専門性や問題解決能力は学部時代では得られない財産だと思います。成長意欲がある方は大学院への進学を考えてみてはいかがでしょうか。