- 清水 菜々子さん
- 知的モデリングクラスタ
- システム工学科2019年3月卒業(社会情報学メジャー)
- インタビュー:2020年3月
私は、大学入学時から漠然と大学院への進学を考えていました。そして、学部での勉強を通して、自分自身が本当に情報系の分野について学ぶことが好きなことに気づき、入学当時よりも、知識を身につけたい、スキルを磨きたいという思いが強くなり、大学院への進学を決めました。
私の研究テーマは脳波です。その中でも現在はブレイン?デコーディングと呼ばれる技術に着目し、研究を行なっています。ブレイン?デコーディングは、脳波という、そのままでは何を意味しているのか分かりにくいデータを変換し、私たちが理解できるものに変えてくれます。この技術を用いることで、その人の心の状態などを明らかにすることができます。脳波はまだまだ世間一般に普及していない技術ですが、私は今の社会におけるスマホやスマートウォッチの様に、いつか当たり前に人々が脳波計をつけて生活する日がやってくると信じています。そのため、今自分が行っている研究に未来の可能性を感じ、楽しく研究ができています。
大学院では、システム工学講究という講義があり、自分の研究について発表し、様々な分野の先生や学生と議論を行える機会が多く与えられます。自分とは異なる視点からの意見はとても刺激的で、議論を重ねるたびに視野が広がっていき、自分自身の成長を感じることができます。