南紀熊野サテライトとは
南紀熊野サテライトは、紀伊半島南部(和歌山県紀南地域)に高等教育機関が少ないことから、地域で中核となる人材の育成、地域の知の拠点を構築することを標榜して設置された機関であり2020年に設置15周年を迎えました。
現在も和歌山県および周辺市町村等が連携した和歌山大学南紀熊野サテライト連携協議会から支援を受けながら地域での教育機会の提供や教員学生の教育研究の現地支援、本学の教育研究の成果を地域還元するなどの活動を実施している地域の拠点です。
南紀熊野サテライトは「地域型サテライト」の先駆け
南紀熊野サテライトは、他大学の駅前サテライトとは違い、県庁所在地から離れた地理的に困難な地域に設置された地域型サテライトの先駆けです。高等教育機会の設置の他、常駐している現地のスタッフにより収集された情報から地域の特徴や課題に応じた幅広い地域貢献事業を実施しています。
主な事業例
例:高等教育、高大連携、生涯学習、地域活性化、中核人材育成、学生教育?地域の教育研究支援
地域にある“和歌山大学のキャンパス、総合窓口機能として、地域と学内の情報を収集、各所と連携をしながら活動しています。
南紀熊野サテライトは、以下の目的と方針のもとに活動しています
目的
「大学の研究教育機能やシンクタンク機能」を活用して
- 紀南の地域づくりに貢献する、「大学の地域ステーション」を目指す
- 住民自ら地域を見つめ、自立した地域の主体者となる人材育成を支援する
- 地域に支えられ、地域と共に発展する、「新しい知の拠点」を目指す
方針
(1) 地域連携を通じた研究?教育、地域の発展?課題解決モデルの構築と開発
→ 地域を支え、地域に支えられる大学理念を実践する。
(2) サテライトを通じたフィールド(地域)における、学生教育の教育?研究の支援体制を構築
→ 地域での本学の教育?研究調査活動の支援、実践力を持つ学生育成をする。
(3) 地域での自立可能な中核人材育成の拠点となる体制の構築
→ 地域のコミュニティや、学びの中心拠点として活動する。