「自主性創造性を伸ばす教育方法の開発と推進」
「自主性創造性を伸ばす教育方法の開発と推進」が文部科学省特色GPに採択されました
申請テーマ
主として教育課程の工夫改善に関するテーマ
取組期間
平成15年度~18年度
取組名称
自主性創造性を伸ばす教育方法の開発と推進
取組の内容
和歌山大学では、自主的に物事を考え、創造的に課題を解決する能力のある学生を育てるため、1996 年度に、学生の自主的な活動に単位を与える「自主演習」を開設した。また、地域の若者の自主性創造性を養うため、学生自主研究コンクール、体験学習会、おもしろ科学まつり等、多様な活動を実施してきた。これらの活動をより強力に推進するため、2001 年度に他大学に例のない「学生自主創造科学センター」を学内措置として設置した。このセンターは、大学内の各学部や各センター、大学外の地域社会や産業界との連携を通して、本学学生を始め地域の若者の自主的創造的科学活動を支援?促進している。また、これらの活動をテーマにして、自主性創造性を高める教育方法を研究?開発し、その推進を行っている。これらの取組は、自主性創造性のある人材を世の中に輩出し、科学技術創造立国の目標達成に貢献する。将来はこのような活動の全国の拠点となることを目指している。
採択理由
この取組は、和歌山大学の教育目的?教育方針である《個性輝く存在感のある学問の府の創造》を実現するため、和歌山大学全学の合意によって設置された全学センター「学生自主創造科学センター」の活動です。取組実績についても平成8 年度の「自主演習」科目開設時からはすでに8 年にわたって組織的に実施されている取組であり、関係者の努力によって当初目標とした和歌山大学の学生を始め地域の若者の自主的創造的科学活動を支援?促進するという目的を達成するなど大きな成果を上げていると評価されました。この取組は特に、大学と地域社会?産業界を結びつける学部レベルのブリッジ?プログラムとして優れた特色があり、他の大学の参考になる事例と思われます。