研究グループ名 | ダイエット研究 |
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所属 | 教育学部 |
構成員 | 代表:松本紗代子 |
田輪真弥 | |
相田英理子 | |
入田悠生 | |
藤本貴大 | |
小野智代 | |
西岡江利子 | |
片峰麻美 | |
武田京子 | |
新道将太 | |
指導教員 | 教育学部助教授 本山貢 |
研究の目的?背景
私たち大学生は、食事?睡眠?生活?運動についてもっと真剣に見つめ、自分の健康管理をしていかなければならないと思っています。最近、女子学生の間ではダイエット思考が強く、美しくなりたい、痩せたいと考えるものが圧倒的に多いいのが現状です。しかし、若者特有の誤ったダイエット思考やダイエット法が問題になっています。また、男子学生については暴飲暴食、偏食など女性とは違う要因で肥満や痩せが発生していることを実感します。そこでどのようなダイエット法が最も健康を阻害することなく大学生にとって有効な方法であるのかについて自主的な取り組みとして研究し、勉強していくことは将来、結婚、出産を迎える女子学生にとって大学時代に勉強しておくことは必要不可欠ではないかと考えます。また、男子学生については将来女性より男性の方が腹部蓄積型の肥満に陥りやすく、それが原因で生活習慣病にかかりやすいことが解っています。そのため大学時代から真剣にダイエットの知識を見に付けておくことが重要があると考えます。そこで、私たちはダイエットについて食事や運動、生活習慣について勉強し、また実践と通して自ら体験し、さらには肥満や痩せの問題で悩む学生に対して健康支援を行ってみることを目的としました。また、健康な身体づくりや肥満解消にチャレンジしているマラソン実践者についてのアンケート調査を行いその現状を把握してみました。
研究方法?結果?考察
- 栄養?食事?運動とダイエットについての勉強会を開催し、自分で勉強した内容をレポートに書き、わからないところは指導教官に尋ね、理解を深めました。写真にも示したようにインピーダンス法にようる体脂肪の測定、その精度などについて知識を深め理解できたことは大変有意義でした。
- ダイエットCD-ROMを利用した減量プログラムを実践し、楽しくダイエットできる方法を身に付けました。体重の変化や体型の変化が経時的に見ることができるので大変楽しく、特に若い世代の女性には有用な方法であることを実感しました。
- 大学生を対象としたダイエットプロジェクト(大学生の肥満者と痩せの者を対象としたダイエット作戦)を支援するため、講演会の補助や討論会に参加しました。真剣に取り組んでいる姿を拝見し、我々も正しい知識を持ってダイエットに望むことの重要性を実感しました。
- 和歌山市が主催する第2回ジャズマラソンにボランティアとして参加し、沿道での給水援助や交通整理、選手の誘導などを行いました。また、ジャズマラソンの会場内で参加者を対象にしてアンケートを実施し、参加した目的や感想などについて調査しました。900名近くの人にアンケートを依頼し回答を得ました。その結果、体力向上や健康づくり、肥満解消などの目的で日頃からトレーニングを実施し、ジャズマラソンに参加している状況が把握できました。さらに2キロの部の親子参加者については、親子の触れ合いの重要性を実感しました。
以上、1年間の活動を通して、正しいダイエット法を学び、そして実践できたことは大変有意義な活動であったと満足しています。1年間ではまだまだ研究する段階までには至らなかったものの今後の活動を通して少しでも研究ができるように参加したメンバーと話し合ってみたいと思います。
ダイエット研究活動の感想
副代表:田輪真弥
私たちがダイエットクラブで行った活動は主に、ジャズマラソンのボランティア活動、肥満や健康的なダイエットについての勉強会、ダイエット器具やサプリメントにはどのようなものがあるのか調べ、そのいくつかを試してみたりしました。
まず、ジャズマラソンのボランティア活動で一番感じたことは、参加者がみんな楽しみながらマラソンをしているということです。多くの参加者がジャズの生演奏を聴きながら完走していました。参加者の中には女性や子どものグループも多かったように思います。また家族連れで参加している姿も多く目にしました。そして各々が自分に合ったコースを選択し、マイペースで完走していました。思い思いの個性的な仮装をしている人も多く、この日のために衣装を準備し本当にジャズマラソンに参加することを楽しみにしていたようでした。ジャズマラソンは単に順位を競い合うマラソンではなく、第一に心と体の健康を目的にしていると感じました。沿道から流れてくるジャズ演奏の効果で、心をリラックスさせて走ることができるからです。ジャズマラソン参加者のアンケートの結果を見ても前回参加している人は今回も参加している率が高く、さらに次回も参加したいと思っていることがわかりました。誰でも参加することが出来、心にゆとりを持ってリラックスして走ることができ、自分の体力に合ったコースを選べることがこのアンケートの結果にもつながったと思います。ジャズマラソンのように健康を目的としたイベントはこれからもますます発展し、いろんな趣旨のイベントが増えると感じました。
勉強会では、肥満の人たちが健康的な食生活を送り、日常的に運動する習慣ができることを目的としました。一口に?肥満?と言っても、様々なタイプに分けることができます。女性に多い皮下脂肪が蓄積されるタイプ、男性に多い内臓に脂肪が蓄積されるタイプがあります。細かく分けるともっとたくさんの種類に分けられます。そして、肥満が私たちの体に及ぼす悪影響や、私たち日本人は遺伝的に肥満になりやすい体質であることを学びました。?肥満?と聞いて、私たちが思い浮かべる体型ではなく、見た目は痩せていても、体脂肪率が高いタイプもあります。いわゆる?かくれ肥満?です。肥満の人が増えている原因は、前に挙げた遺伝子的な問題もありますが、他の原因もたくさんあることを学びました。現代は栄養過多の時代であり、過剰なエネルギーを摂取してしまいがちです。このような時代だからこそ子どものころからの食生活習慣が大切だと思います。1日3回の食事以外に過剰に間食を与えられたり、体を動かして外で遊ぶという習慣がなく育った子ども達は、肥満体型になるのは当然だと思います。これからも肥満は増え続けるでしょう。私たちはこの勉強会を通して感じたことは、将来肥満が増える危機と、自分自身も肥満になる可能性は大いにあることを意識できました。肥満の人が健康的な日々の食生活、運動習慣を身につけることをサポートすると同時に、まずは私たちひとりひとりが肥満についてよく理解し、肥満は恐ろしいものだと認識することが必要だと感じました。
参加した行事
第2回ジャズマラソンボランティアおよびアンケート調査
和歌山大学ダイエットプロジェクト支援 ジャズマラソンアンケート調査風景
勉強会風景