吉野研究室(Yoshino Lab.)(コミュニケーションデザイン研究室)|和歌山大学 システム工学部 社会情報学メジャー_网易体育

支部大会奨励賞:下津拓未さん(大学院1年)

論文名:「飲食情報多角化のためのマイクロブログにおける「おいしくない」情報の抽出」

学会名等:第21回 2022年度 情報処理学会関西支部 支部大会

受賞日:2022年 9月18日

関連サイト:https://kansai.ipsj.or.jp/record/2022.html

  • 論文の概要
    • インターネットを通じた様々な情報が飛び交う現代社会において,情報の提供や発信,共有などが盛んに行われている.SNS上で投稿?拡散される様々な情報の中には,消費者にとって有益な情報も多数含まれる.この点に関しては,飲食に関しての情報提供媒体であるグルメサイトも例外ではなく,飲食店や飲食に関する口コミなどは消費者にとって有益な情報源となり得る.実際に,飲食店の検索において約8割近くの人がグルメサイトを閲覧するといった調査結果が挙げられている.これらの口コミにおいて,大橋らが定義したおいしさを想起させる「シズルワード」が利用されており,消費者にとって有益な情報源となっている. 我々はこれまでに,シズルワードと対をなす,飲食に関する否定的感情表現として「アンチシズルワード」を定義し,その特徴分析を行った.結果として,飲食に関する直接的否定表現である「不味い」や「おいしくない」といった語句を利用することでアンチシズルワードの抽出が可能であることが判明した.しかし,「不味い」「おいしくない」といった端的な表現は,飲食に対する不満以外の場面で使用される可能性がある.例えば,「この条件はおいしくない」や「不味い状況」といった記述は,飲食ではない場面で用いられると考えられる.したがって,「おいしくない」や「まずい」といった端的な表現が飲食に関連して用いられているかどうかを分類する必要性がある. そこで本研究では,アンチシズルワード抽出のために,飲食との関連性の有無に関する調査を目的とし,の投稿内容に対するテキスト分類を行う.これらの分類を行うことで,飲食に関する不満や不快感などといった否定的感情表現を含む情報の抽出についての検討を行う.
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