教員の活動紹介!~第15回戦争社会学研究会大会 シンポジウム「戦争と観光」にて研究報告をします(遠藤理一教員)
公開日 2024年04月03日
2024年4月20日(土)~21日(日)、神戸市外国語大学 三木記念会館で開催予定の「第15回戦争社会学研究会大会」において、本学部講師の遠藤理一教員が研究報告を行います。
研究報告は、21日(日)13時~16時のシンポジウム「戦争と観光」の中で行われ、報告テーマは「米軍向け観光事業が生み出した移動と接触——占領期日本の事例」です。
詳細は下記をご覧ください。
なお、シンポジウムはオンライン配信があります。
「第15回戦争社会学研究会大会」関連情報
シンポジウム「戦争と観光」
日時
2024年4月21日(日)13:00~16:00
会場
神戸市外国語大学 三木記念会館 ※オンライン配信があります。
報告
- 遠藤理一(和歌山大学)
「米軍向け観光事業が生み出した移動と接触——占領期日本の事例」 - 小川実紗(せとうち観光専門職短期大学)
「戦後沖縄にみる戦争と観光の結びつき——「性を消費する観光」の発達と変様から」 - フィリップ?シートン(東京外国語大学)
「Hiroshima?ヒロシマ?広島における観光?ツーリズム」
コメント
- 岡本健(近畿大学):観光学の立場から
- 中山郁(皇學館大学):宗教学の立場から
司会
木下直子(筑紫女学園大学)、長島怜央(東京成徳大学)
趣意
アジア?太平洋戦争後の日本では、戦争と観光が深く結びついてきた。たとえば、遺族や旧戦友による慰霊や遺骨収集が観光の下地を作った事例は国内外に多数ある。また、戦争や植民地支配に関連した遺構?モニュメントやミュージアム(資料館?記念館)の訪問も、観光の一環として現在まで広く行なわれてきた。戦後日本社会における戦争認識には観光が大きな役割を果たしてきたといっても過言ではない。
本シンポジウムは、観光および観光研究を通して、戦後日本社会において戦争がどう認識されてきたかという問題、つまり戦争の記憶や戦争観について、改めて議論することを目的としている。奇しくも、3つの報告は日本の代表的な観光地である京都、沖縄、広島を取り上げており、アメリカや米軍の影響を問う点で共通している。シンポジウム全体として、「ポスト体験時代」および「戦後80年」の現在から戦後日本社会における「戦争と観光」を見据え、ひいては現代日本社会の戦争認識に迫る。
「第15回戦争社会学研究会大会」参加費
対面:会員 2,000円、非会員 3,000円
オンライン:会員1,000円、非会員1,500円(2日目のシンポジウムのみ)