- 中川 美樹さん
- 知能科学クラスタ
- システム工学科2019年3月卒業(機械電子制御メジャー)
- インタビュー:2020年3月
私は、大学入学後に合気道部に所属し、クラブ活動にも精を出していました。そこでは、目上の人に対する話し方やリーダーシップについて学び、友達が多くできました。しかし、4回生で研究を始めた際に、まだまだ知識が足りないと感じて大学院への進学を決心しました。
私の研究テーマは「脈波特徴量による健康状態の把握」です。学部では、健康状態を示す指標の中でも「肌」に注目し、大学院では「ストレス」に注目して研究をしています。脈波特徴量というのは指先の血管情報を見るもので、身体のバイタルサインが簡単に測定できるものです。その為、私は血管と因果関係がある「肌」と「ストレス」の状態を脈波特徴量によって測定できるのではないかと仮定し、日々実験を行っています。これが実用可能になれば、例えば、リングを指にはめているだけで血圧?肌状態?ストレスを常に測定できます。また、研究室ではみんなとても仲が良く、一緒にディスカッションをしながら研究に励んでいます。
大学院の講義は、どの専攻の講義を取ることも可能で、私は様々な専攻の講義を受講しています。そのなかで、私が印象に残っている講義は「システム工学講究」で、通称大ゼミと言われています。この講義では、様々な研究室の学生による研究内容の発表が主で、全く知らない分野のことも知ることができます。もちろん私も発表する機会があり、緊張もしますが成果を報告することは楽しくもあります。