快挙!和大に弁理士誕生!!研究協力課の小門英博専門職員
公開日 2013年05月15日
平成25年4月10日(水)、和歌山大学研究協力課の知的財産担当専門職員?小門英博氏が弁理士登録されました。国立大学では教員も含めて30名しかいない(日本弁理士会弁理士ナビより)という極めて珍しい学内弁理士が誕生です。
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弁理士には、特許出願などの手続きや知的財産にまつわる処理など高度な専門知識が求められ、その資格試験は理系の中でも最難関といわれています。平成24年度の弁理士試験でも出願者7,930名のうち合格者はわずか773名(合格率10.7%)、和歌山県内では小門氏が唯一の合格者でした。和歌山大学初の学内弁理士誕生は、既に資格を持っている教授?職員の大学採用が一般的な中での快挙となりました。
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和歌山大学は、システム工学部を中心に年間10件前後の特許出願実績があり、これまでに46件の特許を取得してきました。最近では、去る4月19日(金)に同学部の和田俊和教授の「WiFiローカルコンテンツ配信方式」に関する特許が認可されたほか、4月22日(月)に は防災教育研究センターの今西武客員教授の「被災地支援グッズ(パーテーション)」の実用新案を出願したばかり。その他にも河原英紀教授の「音声分析変換 合成システム」に関する特許は国際出願され、一昨年度に海外企業とのライセンス契約が行われました。藤垣元治准教授の「三次元形状計測手法」の特許につい ても、この数年間で企業との複数件のライセンス契約が行われ、産業界への貢献にも繋がっています。
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県下唯一の総合 大学として、地域?産学連携に重きを置いた教育、研究、大学経営を展開する和歌山大学の目標に貢献できればと弁理士を目指してきた小門氏は、「学内の研 究?プロジェクトとさまざまな地域団体、地元産業との連携をより身近に、強力に後押ししたい」と今後の抱負を語っています。
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<研究協力課より>?