Interview
先輩たちの声
教育学部
子どもたちの成長に寄り添う先生になりたい──ボランティア活動を通して見えた教育の現場
在学生
神道 咲乃さん
和歌山大学教育学部を選んだ理由を教えてください。
私は妹と弟がいるため、幼い頃から子どもの世話をすることが好きでした。将来は子どもと関わる仕事がしたいという思いがあり、小学生の頃から出会ってきた先生方のように、子どもが安心して成長できる環境をつくりたいと考えるようになりました。地元?和歌山県に貢献したいという気持ちもあり、教育学部への進学を決めました。
現在の専攻ではどのようなことを学んでいますか?
私は理科教育専攻で学んでおり、特に「化学」に興味を持っています。現在は金属錯体という物質の色のしくみについて研究しています。金属錯体は、植物の色や光合成など自然界で重要な役割を果たしています。ゼミでは、特別支援学校への訪問や、大学に来た子どもたちへの授業、仕事体験教室などを通して、理科の楽しさを伝える活動も行っています。教材や道具は自分たちで工夫して作りながら、知識と技術を深めています。
印象に残っている授業はありますか?
「臨海実習」という授業が特に印象に残っています。白浜で5泊6日、自然や生き物に直接触れながら学ぶ実習で、写真でしか見たことのなかった地形や、初めて見る生物に出会うことができました。専攻の仲間と一緒に泊まり込みで学ぶ機会は貴重で、体験を通して得た知識は、将来小学校の先生になったときにも役立つと感じました。自然に触れることで、学びがより深くなることを実感できた授業でした。
教育学部に進学してよかったことは何ですか?
教育学部では、実践的な経験がたくさんできます。特に教育ボランティアに参加できたことが大きな学びになりました。子どもとの関わり方を学ぶだけでなく、現場の先生方から授業の工夫や指導のコツを教えていただける機会もありました。教職実践支援ユニットの先生方のサポートも手厚く、安心して活動に取り組むことができました。
ボランティア活動を通して学んだことを教えてください。
小学校と適応指導教室でのボランティア活動に参加しました。小学校では、子どもとの接し方や話の聞き方を実践的に学び、子どもを理解する力が身につきました。先生方の授業の進め方や指導方法を間近で見ることで、教員として必要な力を養うことができました。適応指導教室では、不登校の児童生徒と交流し、信頼関係を築くための言葉遣いや態度を学びました。教育現場で求められる柔軟な対応力が身についたと感じています。
卒業後の夢や目標を教えてください。
私は和歌山大学を卒業後、和歌山県の小学校教員になる予定です。子どもたちが安心して過ごせる環境を整え、挑戦したいことに積極的に取り組めるよう支援したいと考えています。子ども時代の経験が将来につながるよう、一人ひとりの成長を大切にした教育を目指します。また、「人に信頼される人になる」という目標を掲げ、日々学び続ける姿勢を大切にしていきたいです。
教育学部を目指す高校生へのメッセージをお願いします。
教育学部では、幅広い分野の学びを通して多くの刺激を受けることができます。同じ進路を目指す仲間だけでなく、違う専攻の学生とも関わることで視野が広がります。将来の教職に直結する学びがたくさんあるので、教育に興味がある方はぜひ、私たちと一緒に教育学部で学び、学校現場を支えていきましょう!


