和歌山大学教育学部附属中学校社会科 第12回歴史探訪フィールドワーク
公開日 2016年12月26日
2016年12月17日(土)、和歌山大学教育学部附属中学校社会科第12回歴史探訪フィールドワークが開催されました。
例年通り、日本史専攻の三年生が中心となって運営されます。今年は「御坊のフィールドワーク~2つの寺院からたどる町の歴史」がテーマ。事前学習会で提示されたまつわる謎を解くため、御坊の町を歩きました。
今回参加したのは附属中学校生徒?教員?保護者、日本史?地理専攻生の合わせて42名です。
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まず向かったのは岩内古墳群です。
実際に古墳の上に登ったり、中をのぞいてどうなっているのかを確認します。
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寺内町を目指しながら、日高川流域の地形や土地利用を確認します。
また、日高御坊を囲む堀の役割をもつ下川や、敵の侵入を阻むための遠見遮断の工夫を探しました。
地蔵に込められた人々の願いや、日高別院の成り立ち?人口減少を食い止めるためのまちづくりについても学びました。
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「楽しみ」という声が多かった「日本一の乗り物」。その正体は「日本一短い鉄道」です。
西御坊駅からわずか2.7km先の終点?御坊駅にむけて乗り込みます。
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御坊駅周辺で昼食を済ませ、中世に湯川氏が拠点をおいた小松原を歩きます。
なぜ山の上とふもとの両方に城?館を築いたのか考えます。
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宮子姫伝説や熊野古道の王子跡を追いながら最終目的地?道成寺を目指します。
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安珍?清姫伝説の残る道成寺では住職の絵解きを聞きました。
事前学習会で「なぜこの女の人は火を吐いているのだろう」という疑問が出されていましたが、無事解決。
晴天にも恵まれ、無事に全行程を終えることができました。
「解説を聞きながら町を歩くことは滅多にないことなので楽しかった」「あまり知らなかったことが多くて面白かった」などの声が聞かれました。
準備等を行った学生にとっても得るものの多かった歴史探訪フィールドワーク、来年度の開催も予定されています。