日本数学会函数方程式論分科会第三回 福原賞受賞(片山聡一郎先生)
公開日 2012年04月02日
日本数学会 函数方程式論分科会 第三回 福原賞受賞
賞:福原賞?http://www.math.kobe-u.ac.jp/dfe/
受賞式は さる 2011年12月 17日に東京大学 大学院 数理科学研究科に於いて開催された微分方程式の総合的研究に於いて行われ, 表彰状と副賞が授与された、とのことです。
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?? 教育学部 ?教授??片山 聡一郎
研究紹介:
受賞題目は「非線形波動方程式の大域的古典解の研究」です。
物理現象や社会現象などの様々な現象の多くは常微分方程式、あるいは偏微分方程式を用いて記述されています。
私は偏微分方程式を数学の立場から研究しています。特に様々な「波」の伝播を記述する非線形波動方程式の研究を中心に行っていて、解が任意の時刻まで存在するのか(大域解の存在)、あるいは有限時間までしか存在しないのか(解の爆発)、大域解がある場合には長時間的にはどのような振る舞いをするのか(漸近挙動)などを調べることを目標としています。
非線形波動方程式系やクライン-ゴルドン方程式の大域解が存在するための十分条件や、その大域解の漸近挙動などを調べた一連の研究に対して、平成23年12月17日に福原賞を授与していただきました。
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