卒業論文中間発表会
公開日 2014年11月26日
こんにちは。
11月12日、4回生の卒業論文中間発表会が行われました。
7月に行われた企画発表に比べて、さらに研究•分析が進められ、より具体的なものになっていました。
被服学の分野では、小学校家庭科における洗濯実習の教科書分析と教材提案についての発表がありました。
洗濯を児童に教えるにあたって適切な教科書はどのようなものか、分かりやすいものはどれかなどを分析するそうです。
また、実際に児童が授業で洗濯が出来るような教材を提案していました。
これはまだまだ実験を積み重ねて調査するそうなので、結果が楽しみです。
食物学の分野では、中学校の選択制デリバリー給食で地域伝統食を活用するという発表がありました。
日本食が注目されているなかで、その地域の伝統料理を給食に取り入れてはどうかというものでした。
実際に中学校に出向き、アンケートを行って調査してありました。
給食ではカロリー計算などがしっかりとされているので、どのようなものをとりいれるのが良いのかを考察してありました。
住居学の分野では、認知症高齢者グループホームから見る認知症の重度化と住まい方についての発表と、中学生の居場所に関する発表がありました。
認知症グループホームの現状や認知症の重度化による生活行動の変化について考察してあったり、
生徒の居場所というものは単なる場所というものではなく精神的安定を与える環境であるというような研究でした。
人にとって環境とは生きる上でとても大事なものなので、ひとくくりに住居といってもこんなに広義なんだなと感じました。
保育学の分野では、幼児の想像力を豊かにする手立てについての発表もありました。
想像力と言語発達はどのように関連しているのかを調べ、実際に幼児に文字のない絵本を見せて、どのような想像をするかという実験を行うそうです。
様々な感情を経験出来る絵本は幼児期から読み聞かせなどをするのが良いと思うので、未来の子供に関わる興味深い研究だなと思います。
工夫を凝らしたパワーポイントやレジュメを用いて、限られた時間の中で発表をまとめている姿からは、先輩方の卒業論文に対する努力や熱い思いをとても感じました。
次に実際に参加した一•ニ回生の感想です。
一回生
「前回よりも内容が深くなっていてさすがだなと思いました。
まだ自分たちでは分からないところもありましたが、これから学んでいく上でのヒントになるんだなと思って聞いていました。」
二回生
「先輩方の発表は自分の興味がある内容のものや、知らない分野のものもあり、とても興味をもって聞くことができました。
また、卒論の書き方や調査方法について、自分が書くときのためになるものばかりで、とても勉強になりました。
自分も卒論を書くときには先輩方のように書けるよう、努力していきたいです!」
私はまだ一回生で、学習していない分野もありましたが、これからの三年間で家庭科教育の様々な分野を学べるということが分かり、とても楽しみになりました。
そして、家庭科教育の面白さをもっとたくさんの人に知ってもらいたいという気持ちになりました。
四回生の先輩方、お疲れ様でした。
卒業論文の完成に向けてあと少し頑張ってください。
今回の卒業論文中間発表会で良い刺激をもらったので、私たちも先輩方に近づけるよう頑張っていきたいと思います。
では、終わります?