和歌山大学経済学部と三嶋商事株式会社で連携締結式を行いました
公開日 2015年07月28日
平成27年7月21日(火)、和歌山大学経済学部と三嶋商事株式会社(本社:大阪府堺市)が、 実践的キャリア教育推進のための連携?協力に関して覚書を締結しました。
三嶋商事は介護食?治療食を取り扱っている卸売業です。
今後高齢化が増々進む日本において介護への需要はより高まることは確実です。 その一方で、介護食?治療食の情報不足が深刻な問題になっています。
この問題に対して、経済学部の学生が解決に挑戦。
本プロジェクトの特徴は、学生が主体的に関わる社内ベンチャーとして新規事業の立ち上げをし、その運営にも学生が深く関わっていくという点にあります。
社内の業務体験や見学等とは異なり、学生自らが課題を発見し、企画を練ります。
また、事業案に沿って、事業計画書の作成、資金調達の企画、経理、法務や、 社外の協力者を巻き込みプロジェクトを進めていくことも。
まさに、経営者と全く同じ目線で考え、行動することができる実習がこのプロジェクトには 詰まっています。
■三嶋商事株式会社 代表取締役 三嶋頼之様 コメント
「この度は、和歌山大学と弊社実践的キャリア教育の提携が実現したこと、大変嬉しく思います。超高齢社会で、我々が扱う介護食や治療食の必要性が益々求められています。
しかし、このような商品はまだ一般には知られていないのが現状です。
その必要な商品を、学生が発信し世に拡げる活動は、この国が抱える社会的な問題解決に大きな役割を担っていると思います。
介護する側の負担を減らす、介護される側の満足を満たす。
両方の側面に学生が加わる事に意義を感じています。参加学生においても、実践的な経営を学ぶチャンスです。これからの発展に期待をしています。」
■和歌山大学経済学部 足立基浩学部長 コメント
「民間企業の力を借りて学生の学ぶ機会を増やすことは望ましいことです。
特に地場で頑張っていらっしゃる企業の職務内容を学生たちが知って興味を持ってくれたら嬉しいです。
次年度から経済学部はアグリビジネスに関する教育を強化します。
今回の連携で、特に食に関わる産業同士がどのように繋がりを持つのかおおいに学んでほしいと思います。」