自衛隊和歌山地方協力本部と連携協力に関する協定を締結しました
公開日 2022年06月08日
6月8日(水)、自衛隊和歌山地方協力本部と和歌山大学?紀伊半島価値共創基幹?災害科学?レジリエンス共創センターとの間で「国立大学法人和歌山大学と自衛隊和歌山地方協力本部の連携?協力に関する協定」を締結しました。本協定は、昨今頻発する災害への対応を見据えて、双方が有する資源等の活用を図りながら相互に協力し、地域防災に貢献する人材の育成等に寄与することなどが盛り込まれた内容となっています。
和歌山大学は、「大学の防災力強化」ならびに「防災?減災?復興の担い手づくり」等を目的に、令和2年4月に「災害科学?レジリエンス共創センター」を設置し、本年度後期からは新たに『災害ボランティア学』などの教養教育科目を開講するところです。
本協定を結んだことで、教養教育やリカレント教育等において、地域防災に貢献する人材の育成に、ともに取り組んでまいります。
本協定締結に際し、自衛隊和歌山地方協力本部本部長の中尾京一様からは、和歌山大学のこれまでの協力に感謝を頂くとともに、「我々自衛隊は国民の生命と財産を守るための公助の任務にあたります。県内では平成23年の紀伊半島大水害における人命救助活動や、昨年の水管橋崩落時の給水活動を行いました。水管橋崩落では和歌山大学の学生が、給水所から、運ぶのが大変な方の家まで水を運ぶボランティア活動をしていました。協定を結ぶことで、南海トラフ地震に備えるため、自衛隊の公助としての活動と命を守るスキルを伝えることで、和歌山大学が防災力を生かした地域貢献ができるよう、支援致します。」とお言葉を頂きました。
本学学長の伊東千尋は「これまでも、本学は、「防災?減災?復興の担い手づくり」に取り組んでまいりました。日頃から備えていたことで、昨年の水管橋崩落のときは、迅速に給水ボランティア活動を行うことができました。南海トラフ地震では大きな被害が予想されており、さらに防災の人材育成に取り組んでいかなくてはなりません。そこで、今回の協定締結により、自衛隊から、命を守るスキル等指導をいただくことで、益々、大学の防災力を向上させ、県内唯一の国立大学として、地域の防災に貢献できる人材育成に取り組んでまいります。」と大学の決意を表明しました。
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挨拶(自衛隊和歌山地方協力本部本部長 中尾京一様)
挨拶(和歌山大学学長 伊東千尋)
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