【実施報告】2022年度学生災害ボランティア「リーダー」育成プログラム
公開日 2022年10月12日
災害科学?レジリエンス共創センターでは、「防災?減災?復興の担い手づくり」を目的に、球磨川流域(熊本県)でのボランティア活動実習、熊本の大学生と交流し学ぶことを含む、学生災害ボランティア「リーダー」育成プログラムを実施します。
このプログラムを通じて、今後の在学中に災害にあったとき、学内の仲間を巻き込み災害現場でも率先してボランティア活動を促進?コーディネートできる「リーダー」の人材育成を目指します。社会への貢献だけではなく、問題発見解決力、コミュニケーション力等を養うことも目指しています。
2022年度 学生災害ボランティア「リーダー」育成プログラム 実施概要
主な内容:
大規模災害のあった現地の学生の話を聞き、グループワークで課題設定
令和2年7月豪雨で被害を受けた熊本県でボランティア活動実習
自治体の防災訓練に参加、 成果発表会の企画?実施
2022災害ボランティアリーダー育成_公募要領ver2.pdf(137KB)
【座学】①7月21日(水) 5限 東1号館
②7月26日(火) 5限 東1号館
【グループワーク】A~D班でテーマごとに活動計画を作成する(各班で日程調整)
【実習】フィールドワーク行程
9月12日:翌日に行う活動の事前準備(人吉市)、被災者からの災害直後とこれからの地域づくりについて講話(八代市坂本町)
9月13日:個人宅の庭の災害ボランティア活動(人吉市)
9月14日:フィールドワーク?被災者から聞き取り(市街地、大柿地区)、仮設住宅にて、つながるカフェを実施
9月15日:フィールドワーク?被災者から聞き取り(八代市坂本町)
【訓練】10~11月 自治体の防災訓練等に参加し実習で学んだことを活用します
【成果発表会】日程未定
対 象:和歌山大学に在籍する学部生、院生
定 員:20名
お問合せ先
災害科学?レジリエンス共創センター 特任准教授 宮定章
メール:prere@wakayama-u.ac.jp
研究室:東3号館 南棟1階104室
実施報告
和歌山大学災害科学?レジリエンス共創センターでは、「防災?減災?復興の担い手づくり」を目的に、災害ボランティア活動ができる人材を育成しています。今回、ボランティア活動に参加するだけではなく、学内の仲間を巻き込み災害現場でも率先してボランティア活動を促進?コーディネートできる「リーダー」人材を育成するため、参加者自身が課題を設定し同時に解決策を考える育成プログラムを、令和2年7月豪雨にあった人吉市?球磨川流域において、9月12日(月)~15日(水)の間で実施しました。
この育成プログラムには、11名の学生が参加しました。
参加者は、まずは事前学習にて被災地の状況を把握し、今何が必要かを現地でボランティア活動をする熊本の大学生とリモートで意見交換を行い、その結果、「作業系」「他地域や次世代に伝える」「聞き取りや調査し共有する」「コミュニティ支援、日常を取り戻す」をテーマに4班に分かれ、学生自らが活動プログラムの計画を立てました。その後、現地に赴いてボランティア活動を実施してきました。
プログラム実施に向けて、多くの方々のご指導、ご支援をいただきました。厚くお礼申し上げます。
9月12日午前 人吉市 球磨川にかかる仮復旧の西瀬橋
9月12日午後 八代市 阪本地域福祉センター 令和2年豪雨災害の被害状況と復興まちづくりについて聴講
9月13日 庭と倉庫の泥撤去ボランティア 2年間手を付けられずにいた家主さんに安堵の表情が窺えました
9月14日 仮設住宅の住民の方々との茶話会でたくさんお話しができました
9月14日 人吉市 被災された田中信孝様に被災状況を解説していただきながら市内視察
9月15日 八代市阪本町内?JR肥薩線 リバーガイド溝口隼平様の案内による球磨川スタディツアー