【実施報告】初の合同訓練 和大×社会福祉協議会(災害ボランティア訓練)
公開日 2021年02月22日
災害科学?レジリエンス共創センターでは、「和大の防災力強化」ならびに「防災?減災?復興の担い手づくり」を目的に、常設の災害ボランティア拠点を新設し、地域とも連携して災害に強い人材の育成に取り組んでまいります。
広域同時多発災害対応訓練(災害ボランティア訓練)を社会福祉協議会と合同で実施しました
大規模災害が毎年のように発生する近年、被災地の復興にボランティアの力は不可欠となってきています。被災地でボランティア活動の拠点となる災害ボランティアセンター(以下、災害VC)の多くは社会福祉協議会により運営されますが、昨今は多様な主体により運営されるようになり、大学にもその役割が期待されています。
いざという時に組織を越えた連携?協働を展開できるように備えるために、この度、紀北エリアの市町村社会福祉協議会との合同訓練を、去る2月20日(土)下記のとおり実施しました。
概要
日 時:令和3年2月20日(土) 9:00~12:00
場 所:紀伊半島価値共創基幹(東3号館 南107室?103室)
主 催:災害科学?レジリエンス共創センター
協 力:和歌山大学施設整備課、和歌山県社会福祉協議会、和歌山市社会福祉協議会
- 災害VC運営役とボランティア役に分かれてロールプレイイングをします
(ボランティア活動は机上でのシミュレーションのみで実際の作業は行いません) - 紀北地域の広域で災害が同時多発したことを想定しており、県社協を本部として、同日時に開催されている海南市社協、高野町社協の訓練とも情報共有しながら進行します。
- 災害VCの運営の様子を、オンライン会議システム(Zoom)を用いて、県社協本部に中継します。また、県社協によって当該Zoom配信は、関係団体(県内市町村社協職員等)に公開されます。
- 当訓練を通して、県域における災害支援の連携関係を築くことで、本学の防災力を高めるとともに、地域を学び地域で学ぶ、教育資源にも繋げることを目的とします。
- 災害のシナリオ(想定):2/12に紀北エリア広域に線状降水帯が発生し、局地的豪雨により中小河川の氾濫や土砂崩れ、家屋の浸水など被害が生じた。地域の被災状況を鑑み本学内に災害VCを開設することを決めた。発災から1週の準備期間ののち、2/20からボランティアの受け入れを開始するという想定。
日時 |
訓練の内容 |
災害時の流れ(想 定) |
2/20(土) |
9:00 集合 Zoom接続、運営支援者派遣 9:30 全体会?オリエンテーション 9:45 活動開始 運営役とボラ役に分かれて活動 11:10 各VCでスタッフミーティング |
? 県社協からの運営支援者到着 災害ボランティアセンター(VC) 運営開始 ニーズ把握 ボランティア受付?オリエンテーション マッチング?資機材貸出 資機材返却?活動報告 ? |
? |
11:30 全体会?ふりかえり 12:00 訓練終了 |
情報共有会議 |
詳しくは、災害VC訓練実施要項.pdf(291KB)をご覧ください。
活動のようす
この取り組みは、NHK総合テレビ(関西)、テレビ和歌山、毎日新聞、朝日新聞、わかやま新報で報道されました。
?