9/16(水)開催!オンラインセミナー「Tourism, sustainability and de-growth」
公開日 2020年09月09日
CTRでは今年度、世界の著名な観光研究者によるオンラインセミナーを毎月お届けするウェビナーシリーズを開催しています。
第3回目は、観光学の主要教科書の執筆等で世界的に著名な英セントラルランカシャー大学リチャード?シャープリー教授(本学特別主幹教授)らが「オーバーツーリズム」を起点に持続可能な観光とSDGs、経済成長の関係性を議論し、脱成長について検討します。
また今回は、9月27日の「世界観光の日(World Tourism Day)」を記念する賛同イベントとなっています。
参加には事前の参加申し込みが必要です(参加費は不要)。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※セミナーは英語にて行われます。
※Zoomを使用したオンラインセミナーです。
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テーマ
Wakayama-CTR Webinar Series 2020
Tourism, Sustainability and Recovery: Asia Pacific Expert Outlook
Vol.3「Tourism, sustainability and de-growth」
概要
Sustainable tourism development has remained a dominant paradigm within tourism academic and policy circles for more than thirty years. Aligning tourism with the principles of sustainable development (and most recently, the Sustainable Development Goals), it proposes means of developing tourism that, in principle, contribute to the sustainable development of destination areas. In practice, however, the opposite has occurred. Not only have international arrivals continued to grow exponentially, resulting in excessive (unsustainable) dependency on tourism and wider environmental impacts, but also many destinations now suffer from so-called ‘overtourism’. Whilst many consider this to be a problem that can be managed by conventional means, this webinar will propose that overtourism is in fact a symptom of a wider problem: the continuing drive for growth both in tourism in particular and in development policy more generally. Highlighting the contradictory (and illogical) focus on economic growth underpinning contemporary sustainable development policies – and evidence of the ‘social recession’ that subsequently occurs – the webinar will discuss the extent to which not only the relationship between tourism and development should be appraised but also, in the context of climate change and other environmental challenges, how the concept of de-growth might be effectively operationalised in the global tourism context.
(日本語訳)
持続可能な観光は、30年以上もの間、観光学術界と政策策定において支配的パラダイムを保ってきた。つまり、持続可能な開発(近年においてはSDGs)の前提と共に、観光目的地における持続可能な地域の発展に資する観光開発の方策を示してきた。しかしながら、実際は相反する事態が発生している。国際観光到着数の飛躍的成長の結果として観光への(持続可能でない)過度な依存や環境への広範な影響だけでなく、多くの地域が「オーバーツーリズム」に苦しんでいる。これを従来の方法で解決可能な問題だと考える向きも多いが、本ウェビナーではオーバーツーリズムはもっと深刻な問題の兆候であり、とりわけ観光、さらには一般的な開発政策の双方において成長し続けることへの呪縛が問題だと提起する。具体的には、現代の持続可能な開発政策における経済成長への固執が矛盾かつ非論理的で、その結果として「社会的リセッション」が起こるということを指摘する。その上で、観光と開発の関係性は見直されるべきであり、気候変動や他の環境問題を踏まえると脱成長の概念がいかに効果的に国際観光に適用できるかを議論する。
日時
2020年9月16日(水)19時00分~20時00分(日本時間)
会場
Zoomウェビナー(オンライン)開催
※アプリをダウンロードせずにブラウザ上でも視聴可能ですが、事前にZoomアプリをインストールされるとよりスムーズにご参加いただけます。なお、セキュリティ向上のため、最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※最新バージョンの確認はこちら(Zoomのウェブサイトへ移動します)。
登壇
講師
Dr. Richard Sharpley (和歌山大学特別主幹教授、英University of Central Lancashire教授)
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パネリスト
Dr. Muchazondida Mkono(豪The University of Queensland Business School 講師)
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モデレーター
Dr. Joseph M. Cheer(和歌山大学国際観光学研究センター特任教授)
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参加申し込み
登録フォーム よりお申込みください。
【お申し込みの際に記入された個人情報につきましては、本学のプライバシーポリシー に従い、「イベントの参加受付や開催に関するご案内」および「イベント統計、マーケティング資料作成」以外の目的で使用することはありません。】
主催
和歌山大学国際観光学研究センター
後援
UNWTO駐日事務所
太平洋アジア観光協会(PATA)
一般財団法人関西観光本部
お問い合わせ先
和歌山大学 国際観光学研究センター
TEL 073-457-7025 / E-mail * お問い合わせ ページへ移動します。
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