和大産学連携通信 No.98(2025年7月号)
公開日 2025年07月28日
目次
1.NEWS
2.研究紹介
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.NEWS
a)【協定締結】和歌山県、和歌山大学及び、トランス?コスモス株式会社による「デジタルクリエイティブ文化の形成と地域活性化の実現に向けた連携協定」を締結しました。
6月30日(月)に、和歌山県庁において、本学と和歌山県及びトランス?コスモス株式会社は、創造性豊かな若者等が集い、お互いの知性と感性を高め合うことができる環境を整備することにより、若者を惹きつける新たな文化を形成し、地域の活性化に貢献することを目的として、「デジタルクリエイティブ文化の形成と地域活性化の実現に向けた連携協定」を締結しました。
詳細はコチラをご覧ください。(和歌山大学、和歌山県、トランス?コスモス株式会社)
b)【シーズ発表】「大学見本市2025~イノベーション?ジャパン」でシステム工学部の宇野准教授がシーズ発表を行います。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催の「大学見本市2025~イノベーション?ジャパン」が8月21日(木)、22日(金)に東京ビッグサイトで開催され、システム工学部の宇野和行准教授が「酸化ガリウムで毒性ガスを高感度に光検知!」のタイトルでシーズ発表を行います。
詳細はコチラをご覧ください。
c)【ベンチャー】和歌山大学発ベンチャー認定第1号企業の新製品の記者発表会を開催しました。
7月1日(火)に和歌山大学北4号館で、和歌山大学発ベンチャー認定第1号企業であるパワーアシストインターナショナル株式会社の新型パワーアシストスーツの販売開始記者発表会を開催しました。
同社の八木栄一代表取締役は、平成17(2005)年4月から平成26(2014)年3月まで、システム工学部教授として農業用パワーアシストスーツなどの研究を行い、退職後の平成27(2015)年に同社を設立しました。
新しいパワーアシストスーツはランドセル型で軽量?コンパクト、重量物の持ち上げと中腰姿勢での腰アシストに特化したスーツです。
詳細はコチラをご覧ください。
d)【交流会】第9回和歌山地域化学関連企業と和歌山大学材料?化学系研究者との交流会を開催しました。
7月24日(木)に、和歌山大学産学連携イノベーションセンター他で、和歌山地域化学関連企業と和歌山大学材料?化学系研究者との交流会を開催しました。
今回は、和歌山大学が保有する共同利用機器のうち、近隣の機関が保有していない分析測定装置2台について、何ができてどのようなデータが得られるのかについてのデモンストレーションを交えた説明や、高度専門型インターンシップについての説明などを行いました。
詳細はコチラをご覧ください。
e)【アントレプレナーシップ】「未来事業共同デザインプロジェクト」での学生のアイデアが商品化されました。
2023年度からきのくに信用金庫と連携して実施してきた「『未来事業』共同デザインプロジェクト」で、本学の学生たちが山一製材株式会社(和歌山県海南市)に提案したアイデアがヒントとなった、紀州材を使用した木製バリケード「森のスタンド」が商品化されました。
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f)【夏季一斉休業】8月12日~18日は夏季一斉休業です。
本学では下記の期間において、夏季一斉休業を実施いたします。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和7年8月12日(火)~8月18日(月)
2. 研究紹介
システム工学部 大須賀 秀次 准教授 「ガン細胞の増殖を抑制する高テロメラーゼ阻害活性物質の開発」
DNA末端に存在するテロメアや、テロメアを延長する酵素のテロメラーゼは、細胞の老化や不死化で重要な役割を担っており、ガン化にも密接に関連していると考えられています。ヒトテロメア配列のGカルテットの複合体を安定化する小分子はテロメラーゼの作用を阻害するため、副作用の少ない抗ガン剤への応用が期待されます。
本研究では、らせん型化合物ヘテロヘリセンから、高いテロメラーゼ阻害活性を持つ新規誘導体を合成する事を目的としています。
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3.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
詳細はコチラをご覧ください。
4.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している39の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
5. 編集後記
梅雨入りしたと思ったら、雨の日があまりないままに近畿地方は梅雨明けしてしまいました。7月に入ったばかりの頃から真夏の暑さになって、早くも夏バテしてしまいそうです。熱中症対策をしっかりして、長く続く夏を乗り切りましょう。(野原)
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連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
ura@ml.wakayama-u.ac.jp TEL 073-457-7564
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