和大産学連携通信 No24(2019年1月号)
公開日 2019年01月22日
目次
1.新年挨拶
2.NEWS
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.新年挨拶
和歌山大学副学長(産学連携?研究推進) 産学連携イノベーションセンター長?伊東?千尋
「和歌山大学 産学連携イノベーションセンター」のこれまでの活動にご理解?ご協力に対しましてお礼を申しあげます。
干支が猪となり、新しい循環の前年となりました。また本年5月には新天皇が即位され、新しい年号に改まる歳でもあります。新しいものへの期待感が溢れる歳の回りにあると言って良いと考えます。AIやIoTの取り込みにより産業イノベーションが更に加速されると予想されます。このような変化著しい社会にあって、社会が大学に求めるのは、新しい学理や技術に基づくイノベーションの展開とその牽引だけでなく、大学に蓄積されたリソース全般の社会還元だと考えます。これには、試料の取り扱い方法やデータの解析方法といった研究者が持つ研究ノウハウから、社会人のリカレント教育までが含まれています。社会が大学に求めるリソースは広範ですが、本学の持つ知的リソースもまた膨大です。数多くのリソースとニーズを組み合わせ、社会への還元?展開を図ることは容易ではありません。そこで、産学連携イノベーションセンターでは二人のコーディネーターを配し、調整をさせていただいております。また、本学に籍を置く研究者がどの様な技術シーズを持っているのかを広報することも社会的な役割を果す上で重要です。このために、産学連携イノベーションセンターでは昨年度と同様に、産学連携コンベンションへの積極的な参加を続けてまいります。
地域の皆様のご意見、ご要望そして相談を和歌山大学の窓口たる当センターにお寄せいただければと考えます。2名のコーディネーターとURAそしてイノベーションセンターの教職員が力を合わせて対応いたします。
今後とも、産学連携イノベーションセンターの活動へのご理解、ご支援をいただきたく、お願い申し上げます。
2.NEWS
a)?「Tech Connect KANSAI」(近畿経済産業局)シーズ発表会 開催報告?
【日 時】 2019年1月15日(火)
【会 場】 大阪産業創造館 (大阪市中央区本町1-4-5)
【発表テーマと発表者】(和歌山大学関係)
「実応用指向の機械学習アルゴリズム」 システム工学部講師 八谷 大岳
試験研究機関が11機関、大学等が10機関のシーズ発表、展示会では質疑応答が各ブースでなされました。
詳細はコチラをご覧ください。? ?
b)「2019年度 わかやま中小企業元気ファンド 地域資源活用事業」 募集案内
【応募〆切】 2019年1月31日
【助成対象】 和歌山県内に事業者を有する創業者、中小企業者、特定非営利活動法人
【要 件】 和歌山県の地域資源を活用する事業であること(地域資源はこちら)。
【助成率?助成額】助成対象経費の3分の2
(A)50万円以上100万円以内
(B)100万円以上600万円以内
詳細はコチラをご覧ください。
c)?「メディカル ジャパン 大阪」 開催告知
【日時】2019年 2/20(水)?~?2/22(金)
【会場】インテックス大阪 (大阪市住之江区南港北1-5-102)
【発表テーマと発表者】(和歌山大学関係)
「和歌山県全域で取り組む運動による介護予防の効果」 教育学部 教授 本山 貢
詳細はコチラをご覧ください。
d)和歌山大学 観光学部 観光学科 木川 剛志 准教授 東アジア初の国際観光映像祭を、大阪で開催
これからの日本経済の発展にはインバウンド誘客が重要な鍵となります。インバウンドをどのように誘客するのか、サスティナブルに観光地を経営するにはどうするのか、それには高度なデジタルマーケティングが必要となります。そして、そのコアとなるのが観光映像です。 本映像祭は、ポルトガルの老舗国際観光映像祭ART&TURと連携することになりました。これによって世界中から世界最先端の観光映像が届きます。そして、日本中で様々な観光映像が日々生まれています。
こんな映像が一堂に集まり、一緒に鑑賞する。そして、観光、映像、5Gといった通信技術の専門家たちと一緒にこれからの観光映像の形を模索します。その第一回を大阪で開催いたします。
日本国際観光映像祭-Japan World’s Tourism Film Festival-
開催日:2019年3月13日(水)14日(木)
会場 :大阪工業大学梅田キャンパス 常翔ホール大阪市北区茶屋町1番45号
詳細はコチラをご覧ください。
f)「第3回 糖質応用研究コンソーシアム」のご案内
「糖質応用研究コンソーシアム」は和歌山大学教育学部准教授山口真範先生の「糖鎖研究」をコアに大学、関連企業?研究機関などが連携し、主に糖質における研究、製造技術の発展を加速させ、実社会への貢献を目指し、「糖鎖を用いて共に人類の未来へ貢献を」実現していきたいと立ち上げました。
糖鎖にご関心のある企業様、研究機関におかれましては是非ご入会のほど宜しくお願いいたします。
「糖質応用研究コンソーシアム」のご案内
◆目的:糖質における研究、製造技術の発展、実社会への貢献
◆会員対象:製造(食品?化粧品?医薬品など)企業及び関連研究者?学生など
◆申込方法:以下申込フォームよりお申込下さい。
「糖質応用研究コンソーシアム」申込フォーム
第3回「糖質応用研究コンソーシアム」のご案内
【日時】2019年 3月 13日 (水:14時~17時予定)
【場所】和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 多目的研究室(北4号館)
【参加費】:無料(会員限定)
14:00 会長挨拶(和歌山大学教育学部 准教授 山口 真範)
14:05 会員企業紹介(予定)
16:30 糖鎖活用について(フリーディスカッション)
?お問い合わせ先?国立大学法人和歌山大学産学連携イノベーションセンター 米田則篤
℡: 073-457-7564 mail: liaison@center.wakayama-u.ac.jp
3.?和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
詳細はコチラをご覧ください。
4.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。
「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している36の大学?高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
旧年中は多方面の皆様にご協力ご助言頂きまして有難うございました。本年も宜しくお願い致します。
年末にかつらぎ町花園地区で大晦日恒例の「たいまつ押し(県指定無形民俗文化財)」を見学してきました。こちらは平安時代からとされる「花園の御田舞」の鬼定め(役決め)完了の祝と共に一年の厄落としと翌年の豊作祈願をする火祭りです。若い衆20~30名が音頭取りの祝い唄の囃子によって大松明を担ぎ上げ境内を3遍ねり(押し)廻します。これが「押す」であり、神しずめの行事で毎年大晦日の夜に行われます。地方では、高齢化に伴い継承する若者が少なくこのような風習も継続することが難しくなってきております。温故知新と言葉がありますが、「故きを温ねて新しきを知る」ことは今の日本にとって重要なことではと思いました。(米田)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@center.wakayama-u.ac.jp? TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
URA 恵下、コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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