外国人観光客にも快適な旅館ライフを提案
公開日 2015年03月31日
和歌山加太温泉 シーサイドホテル加太海
アジアを中心とする外国人旅行客の受け入れが増加する昨今。そのため外国人観光客のニーズを知って理解し、さらに快適な旅館ライフを提供するプロジェクト。
【実習内容】
語学を通したおもてなしについて、より多くの知識を身に付けたいと考えて志望。まずは旅館の雰囲気を知り、外国人観光客に向けた必要な案内と説明を考案するため、フロント業務を見学。さらにお部屋への案内、館内の見学、食事の内容などを把握し、料亭では配膳の補助を行った。旅館での快適ライフをサポートするにあたり、館内の案内やチェックイン用のエントリーシート、フードメニューを英語版で作成。支配人から外国人観光客が旅館で、食事?温泉?就寝を体験する際、よく起こるトラブルや質問される事柄について話を伺い、それらを基準にマニュアルも作った。また滞在時間を有意義に過ごしてもらうために、実際に自分で街をめぐり、感じたことや面白いスポットをピックアップ。スタッフと一緒に街歩きマップも手掛け、共同作業の重要性を学ぶことができた。日程の関係で利用されている様子を見ることができなかったのが残念である。
【成果】
英語版とはいえ、旅館の雰囲気を生かしつつ、日本人にも外国人にも、分かりやすく伝わりやすい案内を作ることの難しさを実感。フードメニューについては、和食ということもあり、具材や調理法をお客様に説明することが日本語でも難しく、習慣や宗教上の関係から、火を使う料理や生魚なども、英語できちんを説明する必要性を改めて感じた。また外国人観光客が困惑する入浴について、男女入れ替えや温泉内のマナー、さらに食事の時間なども記載する必要があると考えた。それらの注意事項を見やすくまとめたものを作成し、チェックインの際にご案内とともに手渡し。街歩きマップでは、実際に自分が歩くことで地域の魅力を再認識した。今回、さまざまなアイテムを作成するにあたり、英文の言い回しによっては相手に与える印象が異なり、誤解やトラブルのもとになることを知る。まずは自らが日本での常識やマナーを日常生活から見直したいと思った。
【期間】
8/28~8/30、9/19?9/25
【参加学生】
1名(観光学部3年)