公開日 2024年05月02日
全学必修の教養科目である「わかやま未来学」の複数教室配信を担当しました。
1つの教室で教員による授業を行い、その内容を他の教室にリアルタイムで同時中継するという内容で、講義として成立させるために必要なポイントがいくつかあります。
同時双方向性の確保
こちらの講義では、後半にグループワーク&発表をすることになっています。
ポイントとしては各教室での発表の際、教室内だけではなく中継先にも声を届ける必要があります。
そこで役に立つのがUSBでPCに接続する事が出来るワイヤレスマイクで、RODE社のWireless Go2を用意しました。
Wireless Go2の親機(レシーバー)をノートPCと接続し、子機(マイク)を発表者に渡し教室のマイクと併用してもらうことで、教室内の音量確保と中継先への音声送信を同時に行う事が出来ます。
対面講義としての価値の付与
この同時中継講義は対面講義に位置付けられています。
ただスライドを流すだけであれば会議ソフトの画面共有機能を用いれば簡単に行う事が出来ますが、対面講義である必要性が薄れる可能性があります。
そこで、ビデオスイッチャーを用いて資料の提示が必要な際はPCの画面、身振り手振りを用いて話している際はカメラ映像を使う事で、なるべく臨場感を他の教室でも伝えられるようにしました。
迅速な撤収のためのコンパクト化
わかやま未来学は大教室3つを用いて行いましたが、1限に配置されており、以降には他の講義がスケジューリングされています。
2限の準備も必要なので撤収に許される時間は実質5分程度となっています。
そこで、なるべく高速に撤収を行えるようパッケージを簡素化しています。
動画の撮影やライブ配信の相談はコンテンツ制作室まで
このようにニーズやシチュエーションによって多様な方法でコンテンツの制作が可能です。
ご相談等がありましたらお気軽に問合せください。