- 論文の概要
- 本研究発表は,現時点の在室情報だけでなく,在室履歴と個人のスケジュールから未来の在室情報を予報する在室管理システムを開発し,その効果を確認した.従来,様々な手法を用いて在室管理に関する研究が行われているが,主として提示する情報は,現時点の在室情報あるいは行き先である.訪問者は目的の人物が不在の場合,次回の都合の良い訪問日時を把握することが困難である.本研究では,システムの利用実験を行い,未来の在室情報の提示により,訪問者が在室状況と訪問日時の手掛かりとなる情報を得る可能性を示した.本研究は,ユーザの未来のプレゼンス情報を提示する新しい手法であり,グループウェアの研究の発展に寄与するものである.
- 在室管理システム Docoitterの画面
- 受賞時の様子1
- 受賞時の様子2
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山下記念研究賞:田中優斗さん(大学院1年)
論文名:「未来の在室情報を予報する在室管理システム「Docoitter」の開発」
学会名等:情報処理学会
受賞日:2014年3月